通信制高校の入試の難易度はどれくらいなのか

通信制高校入門編
この記事は約10分で読めます。

通信制高校と全日制高校の入試の大きな違いは、「落とすための試験か受け入れるための試験か」です。

全日制高校は、学力試験を行い、入学するのにふさわしい学力を持っているかどうかを判断して、入学者を決定します。

しかし通信制高校の場合は、希望する人全員が入学することができる、というイメージを持っている人も多いでしょう。

ですが、通信制高校も「高等学校」であり、必ず入試試験は行われることになりますので、入学するためには受験を突破する必要はあります。

では、通信制高校の入試に関しての難易度を紹介します。

通信制高校の入学資格は?

通信制高校は、入学に年齢制限はありません。

しかし、受験資格を得るのは15歳からになります。

中学卒業後にすぐに入学する人もいれば、数年から数十年経ったて、社会人になってから入学する人もいます。

中には還暦を過ぎてから入学する人もいるので、年齢も経歴もバラバラな人が集まっているのが通信制高校です。

その為、色んな事情で中卒のままになってしまっていて、高卒資格だけは取りたいという人や、高校を一度中退したけど、大学受験をしたいから資格が欲しいという人でも気軽に受けることができます。

通信制高校の入試難易度はどれくらい?

全日制高校は、入試試験の際の学力試験と内申書で合否が決まります。ただ、高校入試は、大学と違いほとんど浪人することはありません。

一般的には何校か受けてみて、合格した学校に進むことになります。

対して通信制高校は、入試自体はそこまで難しくありません。

通信制高校の受験は難しくない

通信制高校の入試は、受け入れるために行われるものなので、合格率はかなり高めになっています。

その為、通信制高校の受験は難しくなく、難易度はかなり低いです。

通信制高校の試験は、主に面接、作文となっていて、学校によっては筆記試験を用意しているところもあります。

筆記試験と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、そこまで難しいものではないので安心してください。

学力に不安があったとしても「勉強し直したい」や「高校卒業資格を取得したい」という人がチャレンジしやすくなっています。

通信制高校の受験に関して準備しておくこと

通信制高校の入試は、書類審査、面接、作文がメインになります。

中学時代に不登校になって内申書が良くなかったとしても落ちることはありません。

面接で聞かれることは下で詳しく説明しますが、主に志望動機ややる気を問われます。

高校に入学して学びたいことや高校卒業資格を取得したいという思い、卒業後の目標などをしっかりと伝えるようにすると良いでしょう。

そのためには、入学したい学校の特色などをしっかりと確認しておくことが大事になります。

学校の資料を取り寄せてリサーチをしたうえで面接の練習をしておくと良いでしょう。

面接対策はしっかりとしておこう

通信制高校の受験は、面接が最も重要と言われるくらい重視されますが、短いと5分未満で終わってしまうこともあります。

長くても平均10分程度で、最長であっても20分で終了します。

その為、短時間でしっかりと自分をアピールする必要があります。

ただ、面接は非常に緊張しますので、いざとなった時に十分な力を発揮することができない、ということもあります。

普段の実力を発揮するためには面接対策をしっかりとする必要があります。

一般的な面接対策として、「面接官の目を見て、自分の考えをはっきりと答える」ことが大事です。

しかし、対人関係が苦手だからこそ教室で先生やクラスメイトと顔を合わせずに授業を受けることができる通信制高校を選んだ、という人も多いです。

その為、通信制高校ではそういったはっきりと物事を話す面接スキルはそこまで問われません。

面接は、1対1で行われるというところばかりではなく、グループ面接を実施している学校も数多くあります。

事前にどういう面接を行っているのかは確認しておくようにしましょう。そして場合によっては配慮してもらうように求めるようにすることが、通信制高校における面接対策になります。

引きこもっていた期間が長く、外出もままならないようなケースに対応してくれる通信制高校は比較的あります。

マニュアル通りの受け答えを暗記するという面接対策ではなく、まずはありのままの自分の姿を学校側に正しく伝えることからスタートさせていきましょう。

面接の際の注意点

面接では、質疑応答以外に服装も大事になります。

清潔感のある服装や髪形を心がけるようにしましょう。

中学を卒業後そのまま入学する場合は中学の制服でもOKです。

社会人としての経験を積んでいる場合は、カジュアルな服装よりはスーツを着ていくようにしましょう。

また、面接当日は時間に余裕を持って行動するようにしましょう。

電車の遅延等、交通機関が乱れてしまうことが考えられるからです。どうしても遅刻してしまうという場合は、すぐに電話をするようにしてください。

そして、会場に着いたらトイレを済ませて、鏡で身だしなみをしっかりと整えてから面接に臨むようにしましょう。

面接時のマナー

面接時は、マナーも大事になります。

実際の面接では背筋をしっかりと伸ばして姿勢よく座るようにしましょう。

わからないことがあっても適当に答える必要はないので、「わかりません」と言うか「少し考えさせてください」と答えるようにすると印象を損ねることはなくなります。

通信制高校は、高校に通いたいと思っている生徒に対して広く門戸を開いているので滅多に不合格になることはありません。

しかし、言葉遣いが悪かったり返事をしなかったり、ポケットに手を入れたまま受け答えをしたりするなどの素行が悪いと不合格になってしまう場合があります。

書類選考や作文の注意点

学校に提出する書類や作文は、文字が下手でも問題ないので丁寧に読みやすい字を心がけて書くようにしましょう。

筆記用具はシャーペンは使わずに黒のボールペンを使うようにしましょう。

ただし、いきなりボールペンで書きだしてしまうと間違った時に消せないので、下書きをして、問題ないと思ったら上からボールペンでなぞるようにすると良いでしょう。

そして書き終えたら誤字脱字がないかをしっかりと確認するようにしましょう。

学力試験がある場合の対策方法

一般的な全日制高校を受験する場合、学力試験が必ず行われるため、塾に通ったり家庭教師をつけたりして試験対策を行っていきます。

しかし通信制高校の場合は、必ずしも学力試験が行われるわけではありません。中には行われないこともあります。

ただ必ずしも学力試験がないというわけではなく、行われることもあります。

通信制高校の学力試験は、全日制高校に比べると難しくなく、中学生の教科書をしっかりと読んで理解できていれば難なく答えることができます。

その為試験対策というよりは、やってきたことの復習をしっかりと行うようにすると良いでしょう。

ただし、学力試験は学校によって科目が違うことがあるので、事前に行われるかどうかも含めて確認しておくと良いでしょう。

通信制高校は全日制高校と入試の併願はできるの?

通信制高校を受験しようとする人の中には、最初から通信制高校一本に絞って入試を行う人もいれば全日制高校とどちらにしようか悩んでいる人もいます。

通信制高校と全日制高校、どちらか決めかねている場合、併願することは可能なのでしょうか。

全日制高校と通信制高校、併願することは可能

結論から言えば、全日制高校と通信制高校は併願することが可能です。

全日制高校を受験する場合は、第一志望から第二志望まで全て全日制高校を選択している人が多いでしょう。

しかし、全日制高校と通信制高校は併願することができるので、第一志望を全日制高校にして、第二志望を通信制高校にするといった方法をとることもできます。

通信制高校の中には、大学受験対策ができるコースもあるので、学業に関しては問題ありません。

通信制高校で不合格になるのことはあるのか

難しい学力試験が行われることはありませんので、比較的優しい問題が出題される通信制高校ですが、不合格になってしまう可能性もあります。

なぜ「受け入れるための試験を行っているのに不合格」になってしまうのかというと、その理由は主に以下の2つがあります。

・定員オーバーになってしまった為
・面接の際に質疑応答に問題があった為

定員オーバーになってしまった為

通信制高校にも人数制限があります。

多くは各コース1,000人程度です。

その為、入学希望者が定員オーバーになってしまったら不合格になってしまう可能性があるのです。

面接の際に質疑応答に問題があった為

面接の際、受け答えがしっかりしていれば良い印象を与えることができますので、合格しやすくなります。

しかし、面接での態度に著しい問題がある場合、悪い印象を与えることになってしまうので、不合格になってしまう可能性があるのです。

面接ではどういうことを聞かれるのか

通信制高校の面接を受ける際、どういうことが聞かれるのか、気になる人も良いでしょう。

事前に聞かれることを知っていると、それに対しての明確な答えを用意することができるので、スムーズに進めることができます。

面接で主に聞かれるのは以下のようなものです。

・通信制高校を選んだ理由
・自宅での過ごし方
・将来像に関すること
・中学校で取り組んでいたこと
・通信制で学習したいこと
・得意科目
・計画を立てて勉強することはできるのか

志望動機は必ず聞かれる

面接で必ず聞かれることは、「通信制高校を選んだ理由」「なぜその学校に入学しようと思ったのか」などの志望動機です。

模範解答をのように答える必要はないので、今の自分の素直な受け答えをするようにしましょう。

面接官は、模範解答がほしいわけではなく、今の生徒の状況を把握し、どうやってサポートをしていけばいいのかを確認したいだけなので、嘘なく答えるようにすると良いでしょう。

学力不足が悩みで一般的な全日制高校に通うのが難しいなら、それを素直に話してもOKです。

性格や生活面も聞かれることがある

志望動機以外では、通信制高校に入学した後の勉強に関することや中学生で取り組んでいたこと、将来像に関すること、得意科目、通信制高校で学習したいことなどをよく聞かれます。

なぜ学習面を聞かれるのかというと、通信制高校は自宅学習がメインであるため、自分で学習を進めることができるかどうかを把握するためです。

勉強に関しては今までやってきたことなどもあるはずなので、それをふまえて答えると良いでしょう。

将来に関することは決まっていない場合もあると思うので、「高校生活で見つけたいと思っています」等の回答をしても良いと思います。

それだけでなく、自宅での過ごし方、趣味を持っているのか、中学ではどういう生活を送ってきたのかなどを聞かれることもあります。

性格や特徴を把握することで、適切なサポートを見つけるためのヒントにするために行う質問なので、ありのままを話すと良いでしょう。

不登校になった原因など、通信制高校を選んだ際の理由を細かく聞かれることはほとんどないので、安心して話すと良いでしょう。

書いた作文をもとに面接を行われることもある

通信制高校の入試で行われるのは面接と作文と言うのは上にも書きました。

入試の際に作文を事前に提出することを求められる学校と、面接の後に続けて行われる学校の2パターンありますが、事前に求められる場合は、作文の内容をもとに面接を行う傾向があります。

事前に作文を求められる場合は、中学時代の思い出や通信制高校に入学しようと思った理由、通信制高校に対して望むことなどがテーマとして選ばれることがあります。

これは、面接時に把握したうえで、効率的に進めることができるようにしているからです。

なので、面接で回答しやすいように作文を書くようにすると良いでしょう。

まとめ

通信制高校の入試の難易度等に関して詳しく紹介してきました。

通信制高校では、面接等で著しく態度が悪かったり、定員オーバーにならない限りはほとんどの人が入学することができます。

その為、誰にでも平等に通う資格が与えられています。

入試に関しても難しいものはなく、面接と作文がメインなので、素直にありのままを書いたり受け答えをすれば問題ありません。

学力試験に関しても、中学でやってきたことをしっかりと復習すれば問題なく解けるので、難しく考えなくてもOKです。

一度高校を諦めてしまった人でも、チャレンジしてると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました