高卒認定試験と高卒資格の違いは?

通信制高校入門編
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高校卒業程度の学力があることを証明する方法は、「高卒認定」と「高卒資格」の2種類があります。

どちらも似たような言葉ですが、取得するための方法や証明する内容は大きく異なっています。

その為、違いをしっかりと理解して自分にとって必要なのはどっちなのかを判断することがとても大切なのです。

このぺーじでは、高卒認定と高卒資格の違い、取得方法、それぞれのメリットなどについて細かく解説していきます。

高卒認定試験と高卒資格の大きな違いは?

高卒認定試験と高卒資格の大きな違いは、高校に通っていたかどうかです。

高卒資格は、認可を受けている全日制高校または、通信制高校にに入学し、既定の単位数などを取得することで高等学校を卒業した人に対して与えられるものです。

全日制高校の場合は3年間在籍し、規定に単位数や出席日数を取得する必要があります。

通信制高校の場合は3年以上在籍し、74単位を取得したり、特別活動への規定時間以上の参加をすることで卒業を認めてもらうことができます。

対して、高卒認定試験は、高等学校に通わずに、高等学校のの学力と同等以上のレベルの学力があることを認めてもらうための試験の事です。

その為、学力を証明するために履歴書等に記載することは可能ですが、最終学歴として記載することはできません。

高卒認定試験とは?

高卒認定試験というのは、「高等学校卒業程度認定試験」といい、高等学校に通わずとも高卒程度ののレベルの学力があることを証明するために文部科学省が実施ている国家試験の事になります。

そのため、高卒認定試験に合格することで「高等学校卒業と同等以上の学力を有する」ということを認定してもらうことができるので、大学進学や就職に活かすことができます。

高卒認定試験は毎年必ず8月と11月に2回実施されています。

受験資格は16歳以上であれば誰でも受けることができます。しかし、16歳で合格しても実際に効力が発揮されるのは18歳からとなりますので注意しましょう!

高卒認定試験に合格したら最終学歴はどうなるのか

高卒認定試験の合格した場合であったも学歴自体は「高校卒業」とはなりません。

あくまで「高等学校卒業程度認定試験合格」となるだけです。ただ、学歴欄には記載することができます。

なので、高等学校卒業と同等の学力を持っているというだけになります。

仮に高卒認定試験に合格した後、そのまま就職をした場合は、最終学歴は「中学卒業」となります。

就職ではなく、大学・短大・専門学校へ進学した場合は、進学先が最終学歴になります。つまり、大学に進学してそのまま卒業することができれば、最終学歴は大学卒業となるわけです。

ただし、進学先の大学・短大・専門学校を中退してしまった場合は、最終学歴は中学卒業となってしまいます。

あくまで学力を証明するためのものだと思ってください。

高卒認定試験の出題形式はどういうものなのか

高卒認定試験の出題形式は、4択から正解だと思うものを選んでチェックしていくマークシート方式です。

試験自体は全部で8科目受けることになります。そして、その全てに合格することで「高卒認定試験合格」の認定を受けることができます。

ただし、1回のテストで8科目全てに合格する必要はありません。

合格した科目に関しては科目合格という扱いになり、次回の試験の際には免除されます。

例えば1回目のテストで4科目合格したとしたら、2回目のテストでは不合格となってしまった残りの4科目のみを受けることになります。

また、試験を受けた年に合格しないといけないわけでもないので、翌年に再度試験を受けてもOKです。

高卒資格を取得するメリット

高卒資格を取得する大きなメリットは、「学力以外の経験を得ることができる」事です。

3年以上の高校生活は、かけがえのない人生経験を得ることができます。

同じ高校の仲間と交流をもち、一緒に勉強をしていくというのはとても有意義で楽しい経験になります。

一度高校生活を諦めてしまった人であっても、再チャレンジすることで自信を取り戻すこともできます。

学習面に関しては、先生から直接教えてもらうことができるというメリットもあります。

高卒認定試験を受けるための学習は、サポートをしてくれる学校もありますが、基本的には自学自習です。

なので、自分で目標を定めて学習を進めていくしかありません。

もし学習自体に不安がある場合は自分でやろうとせずに、高校で教えてもらった方がしっかり身につけることができます。

また、職業上のメリットも大きいです。

社会に出ると、学歴が就職の際には左右されますが、それ以上にコミュニケーション能力も求められます。高校生活を送る中で「学力以外の人生経験も積んできた」というのは、就職活動を行う上で評価される可能性が高いです。

もし最終学歴によって給与の支給額が変わる会社であった場合、中卒か高卒かはとても重要な要素になります。

さらに就ける職種も変わってきてしまいますので、選択肢が少なくなってしまうこともあるのです。

高卒認定を取得するメリット

次に高卒認定を取得するメリットを紹介します。

高卒認定を取得するメリットは、学校に通わなくても、そしてどんなに学習期間が短くても試験に合格すれば認定を得ることができることです。

高卒資格の取得には、最低でも3年以上はかかるので、大学などの試験資格を取得したいだけなら高卒認定の方が近道になります。

ただし、効力を発揮する年齢にならないと取得しても意味がないので注意しましょう。

もう一つのメリットは、費用を安く抑えることができる、ということです。

高卒認定試験の受験は最高で8科目受ける必要があり、費用は最も高額になっても8,500円となります。

参考書などを自分で購入しても高校に通うよりも費用はかなり抑えることができます。

高卒資格と高卒認定はどちらを取得するのが良いのか

「高卒資格と高卒認定の違いはわかったけど、どっちを取得すればいいのかわからない」という人は多いでしょう。

結論から言えば、どちらを取得してもOKです!

そうはいっても、なかなか決められないという人は、自分が何のために資格を取りたいのかを考えて決めると良いでしょう。

仮に高校卒業を通過点と考え、早い段階で大学・短大・専門学校への進学をしたいと考えるなら、数ヶ月程度で取得できる高卒認定の方が目標達成までの時間を短くすることができるでしょう。

逆に、全日制に通うのは難しいけど、働きながら通信制高校に通って、「高卒」というのを学歴に書きたいと考えるなら「高卒資格」を取得する方が良いでしょう。

仮に一度中退してからの転入学であったとしても、同級生と同じタイミングで卒業することができる可能性があります。

どちらが良いか、と考えるのも悪くはないのですが、それよりも「何のために取得したいのか」を考えて選ぶようにすると最適な方を選ぶことができるでしょう。

まとめ

高卒資格と高卒認定は、大学・短大・専門学校への受験資格を取得する、という部分では共通していますが、証明する内容や取得方法は大きく異なります。

今の社会は学力だけが評価されるわけではないので、自分にとってどういうものが必要なのか、何のために必要なのかをしっかりと考えて決めるのが良いでしょう。

自己表現の為の方法は、必ずしも一つではないので、色んな選択肢から検討してみると良いでしょう。

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